中国情報出版株式会社から発行されている、シニア向けの情報誌「ぐらんふぁーま(2020年2月号)」にあります、教えて楽チン体操のコーナーを監修させていただきました。このコーナーは、介護予防にもなる簡単な体操を紹介するコーナーなので、今回はシニア層で悩まれている方の多い「膝の痛み」をテーマにしてみました。
膝の痛みを予防するためには、太ももの前側にある大腿四頭筋や、太ももの裏側にあるハムストリング、お尻にある大殿筋などの股関節周囲筋を鍛えておくことが大切です。紹介している体操は、シニアでも無理なく安心して実施できるように、寝転んだ状態で簡単にできる、シングルレッグレイズとヒップリフトという2種目のトレーニングです。
最初は無理せず、痛みを感じない程度に行い、体が慣れてくるのに合わせて徐々に可動域を広げていくことで、何歳からでも膝周りの筋肉を鍛えていくことができます。いくつになっても動ける体を目指して、ぜひ取り入れてみて下さい。
SHIMA.コンディショニングルームにも30部ほどありますので、必要な方がいらっしゃいましたら、遠慮なくお声がけください。
余談ですが、太ももの裏側にあるハムストリングは、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋の3つの筋肉を合わせて言います。ハムストリングとは、「もも肉のひも」という意味なんですが、これはハムを作るときに豚などのもも肉をぶら下げるために、これらの筋の腱が使われていたことに由来しています。飲み会でハムを注文した時にでも、話のネタにしてみて下さい(笑)