10月25日から11月3日までの10日間、JFEスチール競走部の合宿に帯同してきました。今年は、6月、8月に続き、3度目の帯同となります。今回の合宿は、11月13日に開催される中国実業団駅伝に向けての強化合宿となります。
中国実業団駅伝は、毎年元旦に開催されているニューイヤー駅伝の予選会にあたる大会で、上位4チームが本戦に出場することができます。そのため、本戦出場を目指しているチームにとって、この時期の合宿はとても重要となります。
大会当日に最高のパフォーマンスを発揮するためには、質の高い練習とコンディショニングは欠かせません。そんな大切な役割を任せてもらえることは、嬉しくもあり、責任感も強く感じます。
朝練は選手たちとジョギング
合宿での1日の大まかなスケジュールは、朝6時から朝練、11時から午前練、16時から午後練という3部練習となります。私は趣味でマラソンをやっているので、朝練では選手たちと一緒にジョギングをしています。
選手と一緒に走っていると、私も実業団の一員になれたような錯覚を起こしますが、大きく違うのは選手たちにとってはゆっくりのジョギングでも、私にとってはついていくのが必死ということです(笑)
合宿期間中は天候にも恵まれて、この時期だと走っている時間帯は朝焼けがとても綺麗です。自然の美しさに勝るものはありませんね。朝焼けを見ながら走っていると、清々しい気持ちになれます。ちなみに、この合宿中での私の走行距離は、111kmでした。
空き時間はプチ観光
合宿中は、練習の合間に選手のコンディショニングをすることが主な仕事となりますが、練習のときには給水係などのサポートも行います。練習の内容によってはサポートが必要ないこともあるので、そんな時は散歩がてら近くの観光地を巡ったりしています。
今回の合宿地は山口県防府市だったのですが、宿泊先の近くに防府天満宮や毛利氏庭園といった観光名所があるので、空き時間に行ってきました。
日本で最初の天神様「防府天満宮」
防府天満宮は、みなさんもご存じのように菅原道真公をお祀りした神社ですが、全国に約1万2千社あるなかで、日本で最初に創建された天神様なんだそうです。週末や連休には多くの観光客が訪れ、防府駅から防府天満宮に向かう途中にある商店街には、たくさんの商店が並んでいます。本殿はとても立派で、見応え十分でした。サポートしているチームが、大会で良い結果が出せるようにお参りしました。
名勝 毛利氏庭園
毛利氏庭園は、旧長州藩主毛利氏の本拠にふさわしい処として現地域を選定し、大正元年9月から施行され大正5年に完成したそうです。回遊式日本庭園で、広さは約84,000平方メートルもあります。自然美を配した雄大なもので、当時の日本庭園の頂点をゆくものとして高く評価されているそうです。紅葉にはもう少しというタイミングだったので残念でしたが、それでも行って良かったと思える美しい庭園でした。
中国実業団駅伝はテレビ中継があります
今回の帯同期間は10日間におよびましたが、毎日選手のコンディショニングに明け暮れていたら、あっという間に終わりました。選手たちの力になれたかは分かりませんが、個人的には全体を通して良い手応えで合宿を終えることができたと思います。
11月13日に開催される中国実業団駅伝はテレビ中継があります。また、RCCのアプリ「IRAW」でも全区間ライブ配信されるそうです。ご都合の良いかたは、各チームの選手たちの熱い走りをぜひ応援してください!