「朝と夜のどちらにトレーニングをするのが効果的ですか?」
先日、お客様からこのようなご質問を受けました。長年トレーニング指導を行っていると、この点が気になるお客様が多くいらっしゃいます。
私たち人間に備わっている自律神経機能や生体メカニズムの観点からみると、トレーニングに適している時間帯は午後3時から午後6時くらいなんだそうです。ですが、お仕事の都合などでその時間帯にトレーニングができないという人も多いと思います。
そのため、朝早起きして出勤前にトレーニングするか、仕事から帰ってきてトレーニングをする、というパターンが一般的ですよね。そうなると、トレーニングをするには朝と夜のどちらが効果的なのか。せっかくトレーニングをするのであれば、効果的なほうで取り組みたいと思うのは当然のことだと思います。
そこで、今回は朝トレと夜トレのメリットとデメリットについて、簡単にまとめてみました。
朝トレのメリット
- 自律神経機能を整えて体温と血圧の調整がスムーズになる
- 適度な運動による刺激で脳と体の機能が活性化する
- 一日を通して代謝の良い状態をキープできる
- 脂肪燃焼効率が向上する
- ドーパミンなどのホルモンの働きで仕事のパフォーマンスがあがる
朝トレのデメリット
- 体が目覚めてなく動きにくい
- 過度なトレーニングは怪我や病気のリスクが高くなる
- 通常より早く起きる必要がある
- 朝食前のトレーニングは空腹でパフォーマンスが上がらない
- トレーニングのやりすぎは疲れて仕事に影響することも
夜トレのメリット
- 体が活発な状態のため負荷をかけたトレーニングができる
- トレーニング後の食事や睡眠によって筋力アップ、筋肥大の促進を図れる
- トレーニング後にゆっくり入浴ができのるで疲労回復に効果的
- 程よい疲労感であれば寝つきが良くなる
- ストレスの発散
夜トレのデメリット
- ハードなトレーニングによって交感神経優位になって寝付けないことも
- 残業や飲み会など急な予定が入りスケジュール管理が難しい
- 一日の疲れが溜まってヤル気が起きない
- 夕食のタイミングが難しい
- トレーニング疲れで翌日に支障がでることも
大切なのは継続できること
このように、トレーニングをする時間帯によってメリットとデメリットがありますので、朝と夜のどちらのほうが効果的かというのは一概に言えません。
ですが、ひとつ言えることは、どの時間帯で行うにしても「継続する(反復性の原則)」ことが、トレーニング効果を得るためにはとても重要なポイントになります。
そのため、自分がどの時間帯にトレーニングをするのが継続しやすいのか、ライフスタイルに合わせて自分にとってベターな時間帯を選んでトレーニングするようにしましょう。
SHIMA.コンディショニングルームでは、皆様のライフスタイルに合わせてトレーニングを継続していきやすいように、セッション時間は30分と60分のコースをご用意しております。
体力に自信のない女性や、短時間で集中してトレーニングをしたい方は30分コースがおすすめです。時間や体力に自信があり、じっくりと時間をかけてトレーニングをしたい方には60分コースがおすすめです。
自分にとって最適な方法で無理なく継続していき、健康的な体づくりをしていきましょう。
反復性の原則
トレーニング効果を出すためには、どんなに優れたトレーニングでも数回やっただけでは効果は現れません。体力レベルに応じた適切な負荷によるトレーニングを、反復して継続することで効果が現れます。